こんにちはTMの山田です
24時間換気システムの使い方を一度書いておこうと思います。
時々メンテナンスや修理でOB施主様の家に行った時に換気システムが止まっていることが時々あります。
これはよろしくない。
24時間換気システムは止めてはならないという大前提なんです。
極端な言い方をすると24時間換気システムというよりは、一生動かし続ける換気システム。それが24時間計画換気システムといういうもの。
住宅に採用される換気システムには第一種と第三種という方式があります。
一般的によく使われているのは第三種。これは機械で排気して給気は自然にするというもの。システム的に簡易的で安価です。
当社で採用しているECO-I換気は第一種換気システム。機械で排気し、機械で給気するという方式のもので、最も安定した換気計画が実現可能というものです。
かつ熱交換率が極めて高くエネルギーロスはトップクラス!
日本人て言うのは「もったいない」という気持ちが優先されることもあり、排気のスイッチが切れたままになっている家が時々あります。
原則的には換気のスイッチは切らないようにして下さい。
システムが止まると空気が滞留。そうなると、梅雨時期などの湿気の多い季節は家内の換気が不足し、
結露を起こしたり、カビを繁殖してしまいます。
また、各部屋にある排気口のフィルター掃除も年に最低でも4回程度はやらないとダメです。
できれば月一。フィルターが目詰まりすれば当然換気量は不足し、先述の結露やカビの原因になるのです。
住まい方にも気をつけて欲しいです。
お風呂のドア、日中開けていませんか?これは乾燥した冬場以外はNGです。
そもそも浴室は24時間換気システムの計画から外れている場所です。
風呂から出た後に家の為に・・・と思って湿気いっぱいになったお風呂を早く乾かそうとドアを開けておく。
これは家の中に余計な湿気を入れるということになります。
だから、風呂のドアは開けっぱなしはNG。風呂から出た湿気は風呂の中で完結させる。です。
お風呂のドアを開け放ち、換気システムを止めてしまうとうことは、
最悪のケースなんだということを理解して下さい。
お風呂のドアを開け放って良いのは冬場の乾燥した季節だけ。
冬については高気密高断熱の家の場合は性能が良くなればなるほど乾燥気味なるので、
過乾燥対策でお風呂のドアをわざと開け放つのです。そうすることで室内の湿度は約10%向程度向上します。
特に梅雨時や夏場は絶対に風呂場のドアを開けっ放しにせずに締めるように。
そうすることで余分な湿気を家内にいれないで快適に暮らすことが出来ます。
冬場は逆で、あえて風呂場のドアを開け放ち、家の中に湿気をいれるのです。
さらに夜洗った洗濯物を干すことで過乾燥対策として有効といえます。朝にはカラカラに乾くかと思います。
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