こんにちはTMの山田です
「家相」というのは、家づくりにおいて悩ましい問題ですね。
もちろん、「全く気にならない!」という方には関係ないのですが、
ご自身がちょっとでも気になる、また周りに“家相にこだわる方がいる”という場合は
間取りに大きく影響してくることがあるものです。
家相で、よく挙げられる内容といえば・・・
・鬼門にある玄関や水回りは大凶。
・敷地の条件が悪いために中庭を設けたいと思っても、
家相の見地から言えば中庭は凶。
・1階をビルトインガレージにしたいと思っても、
家相の考え方では、地下や1階を駐車場にするのは大凶。
などと書かれていて、家相を守らないと、とんでもなく悪いことが起こりそうな気がしてしまう方もいらっしゃることでしょう。
家相のいわれの多くには、「なぜそうなのか?」という科学的な理由が明記されていないので、
迷信的や占いと同列のものとして受け止められ、「信じる派、信じない派」に分かれてしまいがちです。
しかし、その教えに込められた意味というものを理解することによって、
なぜ、そのような考え方になったのか分かることもありますし、
対処法も見えてくるのです。
例えば、
家の中心が廊下や吹抜けだと凶だというのは、
家の中心に大黒柱を据えて、家を支えていた頃の、
建物のバランス(耐震の問題)を気にした教えでしょう。
(※現在は、外壁を中心に耐震壁を設けますので、この考え方は時代にそぐわないものとなりつつありますが。)
このように考えてみれば、家相は建築的な見方をしても一理ある、と思うことも多いのです。
現在の技術で補えること、家相による回避方法もたくさんあり、やみくもに恐れるべきものでもありません。
設計を煮詰めてから、「家相が悪いから、振り出しに戻る」というのは、時間的にもロスが出ますし、精神的にもとてもキツイものです。
手戻りが生じないように配慮しておきましょう。
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