「住まいは大きな買い物である」
・・・と言われて久しく、その品質に対する消費者の認識も年を追うごとに高まっています。
しかし、住まいの一部であり、その品質に多大な影響を与える地盤に関しては、
まだまだ意識が高いと言えない状況です。
地盤にも品質があり、本来ならその品質に応じた価格設定があってしかるべきだと思われます。
“地盤の品質”とは、すなわち地盤災害の危険度とも言えます。
もちろん日当たりや面積や立地条件も品質の一部ではありますが、それは住み易さに対する品質であり、
住まい手の命に関わるものではありません。
“地盤の危険度”とは、地震や台風などによって引き起こされた地盤災害によって、
命が危険にさらされ住まいに甚大な被害が及ぶ可能性を示します。
あえて危険とわかっている地盤に住まいを建てる人はそれほど多くはないでしょう。
しかし、その危険性を探る術を多くの方々は持ち合わせていないのが現状です。
さらに、地盤災害に対する責任の所在も明確ではありません。
地盤災害が起こり得る可能性をはらんだ土地であろうとも、売買できる土地に関してはその縛りが曖昧であり、
地盤災害に関しては、その所有者の自己責任ということになります。
大規模な土砂災害や斜面崩落などは一工務店の力で防げるものではありません。
しかし、その危険度を見極める知識は、これから土地を購入しようとするお客様へのアドバイスや、
建売用の敷地購入に役立たせる事が出来ます。
また、その敷地内に被害が及ばないようにする事、もしくは被害を小さくする措置を講じる事にも
地盤の知識は不可欠となります。
地盤コンシェルジュ®とは・・・
地盤災害と地盤の品質を予測し、建物の構造・基礎と地盤のトータルバランスを担保するための知識や方法を習得し、安心して暮らせる住まいを確保することを目的とした資格制度です。
地盤保全協会のホームページはこちら→ http://www.g-hozen.org/
Google防災マップ http://www.google.org/crisisresponse/japan/bosai/