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古に想いを馳せて・・・・

先週の土曜日、何年かぶりに高遠へ行って来ました。 花見以外で出かけるのは初めてでした。 絵島の囲み屋敷を見にいったのです。 絵島は6代将軍家宣の側室・月光院に仕えた女中でした。 月光院の信頼が厚く、また同僚にも慕われて出世し、大奥に 仕えていた女中数百人の最高位の大年寄にまでのぼりつめた 方です。 1月12日、絵島33歳の時、月光院の代参として芝増上寺に ある6代家宣の墓参りに出かけた絵島は、その帰路に同行の 女中らと山村座で芝居見物をし、帰城の刻限に遅れてしまい ます。これが公務をおろそかにしたとしてとがめられ、さらに 山村座の役者 生島新五郎と懇意になったという疑いをかけられ、 裁きを受けることとなりました。 この事件で、絵島は天英院派と月光院派の権力争いの陰謀に 巻き込まれたという見方もありますが、最初死罪を命じられた 絵島は、月光院の嘆願によって高遠藩への遠流に減罪され、 また、生島新五郎は三宅島へ流罪とされました。 高遠町歴史美術館 館内の桜シアターでビデオが 流されて絵島の様子や 時代背景がわかるように なっていました。 以前テレビで絵島役を仲間由紀恵さんがやっているのを 見たことがありす。 花見の時と違い 人はまばらでしたが、しっかりと堪能する ことができました。そして絵島という女性について同じ 女性として61歳迄の28年間牢獄のような囲み屋敷で 何を思い過ごされたのか・・・・・